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ゆりこ【ユリコ/百合子】→しらとりゆりこ 白鳥さんは、2006年までは「ユリコ」や「ゆりこ」という自称をときどき使ってました。「百合子」はいまでも使ってますね。(管理人) 2006.01.19_1 いかがですか?少しは違う「シラトリユリコ」になってるでしょうか? 2006.07.02 ユリコは、ご主人様に気に入ってDVDを見ていただくために一生懸命ガンバッテイマス 2006.07.02 いろんなユリコを見て楽しんでもらえたらいいなぁ~と思いながら・・ 2006.07.02 DVDにはいろんなユリコがいっぱいですよ 2006.07.07 10月発売のDVDはこんなオトナっぽいメイクをして撮影した浴衣姿や生意気なユリコまでいろんな表情がいっぱいの力作です 2006.08.12 社長、百合子は頑張ってますよ~そのうち観に来てくださいね~ 2006.09.07 いつまでも元気でユリコを見守っていてください 2006.09.07 ずっとユリコの海外取材を心配してくれてましたからね 2006.10.03_2 聞ける方は・・・この時間は、ユリコにStayTuneしてね 2006.10.06 「藍里ちゃ~ん百合子おばさんは東京で頑張ってますよ~藍里ちゃんも元気でスクスク育って、また会った時に遊んでね~」 2006.11.07 明日は4時起きなので、良い子の百合子はもう寝ます 2006.11.10 それでは、明日も早いので(由佳ちゃんと一緒)お得な気分のユリコはもう寝ますね 2007.02.03_1 これからもずっとずっと皆さんの言いつけを守り、おつかえする百合子でいます 2007.03.24 百合子はいまも東京で頑張ってますよ 2007.04.02 百合子おばちゃんですよ~ 2007.04.02 このブログを見て判るようになるのは数年以上先だけど、この世に元気に生まれてきたことを百合子おばちゃんはとっても喜んでますよ~ 2007.04.28 かっこいいギターがあったので「ROCKな百合子」に挑戦してみました 2007.06.03_2 今日は「百合子の上海物語」ということで皆さんにご報告させていただきま~す
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白頭山(はくとうさん) 打ち上げの2次会としての位置が定まりつつある焼肉屋さん。 おばちゃんが一人で切り盛りしている。 名前から某国を連想してはならない。 怪しさゼロです。入り口付近には怪しいものがちらほらあるけど…… 用語集に戻る
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申請は曽根崎になりそうですが、月曜日府警に電話でデモ申請について問い合わせてみます。参加予定数が大幅に変わるならどうなるとか…他に聞いておくべきことありますかね? -- (大阪のおばちゃん) 2010-04-04 19 07 02
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2011-12-01 押し問答疲れ テーマ:子育て リブログ そこのけそこのけ!予防接種でござる。 テーマ:ちゅんたん 2011-12-23 おばちゃんホイホイpart2 テーマ:子育て ※ ちゅんたんを一人座らせお買い物、寝てる子供を車に放置で西松屋
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「マリア」 大好きな物・花 好きな香水・ライラ GB3でもグッドエンディング後のサウンドテストで出てくる イベント「親と喧嘩」 目的地・大工の家 「ニーナ」 大好きな物・ケーキ 満月草の実 好きな香水・ローゼ ワンダフルライフでばばあで登場(人違いと言う意見も) イベント「薬草を探して」 目的地・洞窟の奥 「アン」 大好きな物・??? 好きな香水・ヴィオ GB1ではボクっ子である ランのおばあちゃん イベント「風見鶏」 目的地・鶏小屋 「エレン」 大好きな物・タマゴ 好きな香水・ローゼ 64やHMでもばばあとなって登場します イベント「青い鳥」 目的地・カッパの泉 「イヴ」 大好きな物・香水 好きな香水・ローゼ キノコヘアー カレンのおばちゃん イベント「おじいちゃんを助けて」 目的地・洞窟の奥 画像はGB1から
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05 アルバイトをしながら、懸命に夢を追いかけ続ける女の子。 女の子が好きだけれど、その気持ちを上手く伝える事が出来ない寡黙な青年。 あの二人を見ていて、思い浮かんだ物語はそんな感じ。 あんまりそのまんまだと万が一二人に見られた時に困るから、少しずつ変えてあるけれど。 一度書き始めたらすらすらと書けてしまって、僕は時間を忘れて執筆に没頭していた。 それはいつもの事で別に珍しい事じゃない。ただスランプになると、本当に書けないんだけど。 お腹が減ったら冷蔵庫にある物を食べて飲んで、本当に眠気が我慢出来ない時だけ寝る――そんな生活を続けて冷蔵庫が空っぽになった時、初めて時計を見たら三日経ってた。 作家としてはともかく、人としてどうなの、僕。 「こんにち…はー」 三日ぶりにきくいちに行くと、店にはおばちゃんもさゆりちゃんもいなかった。つまり、伊吹君だけ。 珍しい…、滅多にない状況じゃない?これは。 「…いらっしゃい」 伊吹君は冷たい声でそう言って、僕を睨んできた。 僕の事嫌いなのは分かるけどさ、一応接客業なのに…と思わずにはいられない。ま、嫌いな理由が分かったから良いんだけれど。 伊吹君はお冷のグラスを持って、僕の座ったカウンターの方へやってくる。 とん、と少し強めの力で置かれたグラスは、少しだけ水が零れた。 「ご注文は?」 「えーと…。ねえ、おばちゃんは?」 「出前、行ってます」 「そっか。さゆりちゃんは?休み?」 「はい」 「バンドの練習が忙しいのかな…。ライブまで一週間切ったもんねぇ」 「…ご注文、まだですけど」 「ご、ごめん。しょ、うゆラーメンを…」 余計な話をし過ぎたのか、伊吹君がまた怖い顔で睨んできたから、僕は少しどもりながらいつもと同じ物を注文した。 そんなに怒らなくたって…、さゆりちゃんの話なのに。ああ、やっぱり僕からさゆりちゃんの話を聞くのが嫌なのかなぁ。そういうもんかなぁ。 ラーメンを作る伊吹君の横顔を見つめる。 …うん、格好良い。ドラマに出てくる主人公みたい。だけど、さゆりちゃんは彼の気持ちには気が付いていない…どころか、彼を男として見ていない気がする。 何でなんだろう。惜しいなぁ…。まあ、人には好みってもんがあるけどさぁ。男の僕から見ても、伊吹君は格好良いと思うのに。 「…あんまりじろじろ見ないで欲しいんですけど」 伊吹君が少しもこっちも見ないで、そう言った。見ないでも僕が見てるって分かったみたいだ。そんなにじろじろ見てたかな? 「ごめん。でも、減るもんじゃないし良いじゃない」 「そういう問題じゃありません」 「冷たいなぁ」 僕が苦笑いを浮かべると、伊吹君はまた睨んできた。 彼は僕の事を嫌いで睨んでくる――だけど、それ以上に僕は彼の神経を逆撫でしているのかもしれない。 だけど、どうしてなのかな。彼と話したいんだよね。何でも良いから、怒らせても良いから。 これもネタ探しかな…。うーん、自分で自分がよく分からない。 「お待たせしました、醤油ラーメンです」 淡々とした口調で伊吹君が持ってきてくれた醤油ラーメン。スープを一口飲んでみると、やっぱり…、 「美味しい…」 自然と口元が綻んでしまう。三日ぶりだと思うと、凄く美味しいと感じて箸が進む。いつも美味しいんだけどさ、でもだからこそ。 ふと伊吹君を見ると、いつもよりも穏やかな目で僕を見ていた。目が合って、直ぐに逸らされてしまったけれど。 へえ…、そんな顔も出来るんだなぁ。いっつも怖い顔してるのに。 あっという間に食べ終わってしまって、何だか物足りない気がする…。お腹がじゃなくて、心が…っていうかな。さゆりちゃんもおばちゃんもいないし、本当は伊吹君とも話がしたいけれど、彼は嫌だろうし…。 帰ろうかな、と思いかけた時、 「三日も…」 伊吹君が話しかけてくれた。 「え?なになに?」 「…三日も来ないなんて珍しいですね、毎日来ていたのに」 伊吹君の言葉に、思わずどきっとしてしまう。も、もしかして心配してくたのかな? これじゃあ、何だか伊吹君に片想いしてるみたいだな。でも、嫌われてた彼にそんな事言われるのって結構嬉しい。 「さゆりさんが心配してましたけど…」 「何だー、さゆりちゃんかぁ」 「何だって事…」 「い、いや!ごめん、そういう意味じゃなくって…。あの、さゆりちゃん何て言ってた?」 「…死んでるんじゃないかって」 …さゆりちゃん、それは酷過ぎ。幾ら何でも死にはしないでしょ。 いや、一人暮しだし死ぬ時は孤独死かもしれないけどさ。ああ、そう考えると悲しい。 でも、酷いのは僕も一緒か。『何だ』はないよね。だって、伊吹君が心配してくれたのかと思ったから。 …あれ?普通は伊吹君より、さゆりちゃんに心配してもらった方が嬉しい筈じゃない?変だなぁ…。 「何か他の美味しい店でも見つけたんですか、この辺で」 「ううん、そんな事ないよ。執筆してたんだ。筆が進んでる時はあんまり家から出ないんだよね、いつもの事だよ」 「…それだけ?」 「うん、それだけだよ?」 伊吹君は驚いたように目を見開いて、僕を見た。僕はそれに驚いて、目を見開いた。こんなに自然に目が合っているのは初めての事かもしれない。 そんなに変かな?ていうか、『それだけ?』って…。僕にとっては死活問題なんですけど。 「だって、飯ぐらい食うでしょう?」 「うん、お腹が減ったら食べてたよ、冷蔵庫に入ってるチーズとかハムとか…。それがなくなったらカップ麺とかお菓子とか…」 「身体に良くないですよ、そういうの…」 「し、心配してくれてるの?」 「…俺じゃなくて、さゆりさんが心配してるんです」 やっぱりさゆりちゃんかぁ…。いや、嬉しいんだけどね?嬉しくない訳じゃないんだけど…。 ていうか、さゆりちゃんが僕の事を心配してるって事が、伊吹君的には嫌じゃないんだろうか。嫌だよね、やっぱり。 うーん…、伊吹君の考えてる事っていまいち分からない。ちょっとカマかけてみようかな…。 「でもさ、君としては僕がこの店に来ない方が良いんじゃない?」 「そうですね」 はっきりきっぱり肯定されて、胸にグサっと突き刺さるようだ。そ、そんなにはっきり言わなくても…。 「僕、さゆりちゃんと仲良いかもしれないけどそれだけだよ。それ以上の事は…」 「それだけで、あんたが嫌いな訳じゃないです」 「え、違うの!?だって、さゆりちゃんの事好きなんでしょ!?」 カマをかけるつもりが、僕はストレートに聞いてしまっていた。僕ってこういうの苦手なのかもしれない。 でもだって、さゆりちゃんと仲良くしてるから、僕が嫌いなんじゃないの?やきもち妬いてるんじゃないの?それ以外で僕が伊吹君に嫌われる理由って何!? 「好きですよ、さゆりさんの事」 伊吹君ははっきりとそう言った。真っ直ぐな澄んだ瞳は、今は僕に向けられてる。 さゆりちゃんが好きだと言っただけなのに、僕は何故かドキドキしていた。まるで自分が告白されてるみたいに。 「だけど幾ら仲が良いからって、それぐらいであんたの事嫌わないですよ。中学生でもあるまいし…」 「だ、だって、他に嫌われる理由が思い当たらないんだけどっ!やきもち妬いてるんじゃないの?」 「嫉妬…には違いないですけど…」 「なになに?他に何があるの?」 その時の僕は半泣き状態で、かなりみっともなかったと思う。伊吹君はそんな僕を呆れたように見つめて、溜息を吐いた。 「…あんた、恋愛小説書いてるんですよね?」 「う、うん…」 「向いてないと思いますよ」 ガツンって、頭を殴られたかのような衝撃を受けた。 酷い…、酷過ぎ。ていうか、何で今そういう話になる訳!?伊吹君とさゆりちゃんの事を話してたんじゃない! それに、何でそこまで言われなきゃいけないの!! 「酷い…、何でそんな事言うの!?」 「いや、俺嘘が吐けないんで」 「ぼ、僕の小説読んだ事ないくせに!」 「根本的な問題だと思うんですけど…」 根本的な問題って何!?伊吹君の言ってる事が全っ然分かんない。 でも、悔しい。涙が出てくる。 「もう知らない、伊吹君なんて!折角さゆりちゃんとの事、応援してあげようと思ったのに!」 「…結構余計なお世話っていうか…、拗れそうなんで止めて下さい」 「もう良いっ、絶対ベストセラー作家になって見返してやるっ!いつか絶対『釣りはいらないぜ』って言ってやる!!」 「はいはい、今日はお釣りいるんですよね?」 「ぴったり七百円だからいりませんっ!」 僕はカウンターにぴったり七百円を叩き置いた。 嫌われてるのは分かる。だけど、どうしてそんな事を言われなきゃいけないのか、分からない。 だって、執筆は僕が全身全霊をかけてやってる僕の魂みたいなものなのに。 それをあんな風に馬鹿にされるのは我慢出来ない。 「伊吹君なんか、大っっっ嫌いなんだから!!」 その日、ちょっと苦手だった彼が、僕は嫌いになりました。 Pre | Next
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忍術学園の人 ●大川 平次 渦正(おおかわ へいじ うずまさ) 忍術学園の学園長。昔は忍者だったが今はただの気まぐれ屋なじいさん。 ●大木 雅之介(おおき まさのすけ) 元・教員。33歳。杭瀬村ラッキョウ協同組合組合長。「どこんじょー」が口癖。人の話をあまり聞かず、大雑把。手裏剣系が得意。早食いが苦手。ライバルの野村に嫌がらせでラッキョウを送りつけている。ラビちゃんというウサギを飼う。 ●大真締 堅蔵(おおまじめ けんぞう) 一年は組教育実習生としてやってきた。上がり症でマジメ。 ●北石 照代(きたいし てるよ) 一年い組教育実習生としてやって来たくノ一。 ●黒古毛 搬蔵(くろこげ ぱんぞう) 忍者食の研究をしている人。37歳。「食えるだけでもありがたや 腹に入れば皆同じ」 ●小松田 秀作(こまつだ しゅうさく) ドクタケ忍者に志願していた、今は忍術学園の事務員。16歳。「ターミネーター」や「サイドワインダー」といった恐ろしい異名を持つ程マニュアルにうるさい。忍者の素質は無い。 ●事務のおばちゃん(じむのおばちゃん) 事務。52歳。川で溺れる役が上手。 ●食堂のおばちゃん(しょくどうのおばちゃん) 忍術学園最強。生徒も職員も含めて全員のご飯を一人で作る。料理の腕は最高。名言は「おのこしはゆるしまへんでー!」で、お残しすると大変な事になる。 ●出茂 鹿之助(でも しかのすけ) 事務員候補としてやってきた忍者。忍者の腕は小松田と比べ物にならないくらい良いが、態度がやたらデカかったので落とされた。 ●突庵 望太(とつあん ぼうた) 一年は組教育実習生としてやってきた。忍者の腕がペーペー。 ●戸部 新左エ門(とべ しんざえもん) 剣術師範。35歳。腹が減るとタダのペーペーになってしまう。くノ一にモテモテ。動くものを見ると見境無く斬ろうとする。剣の腕はもうホントにスゴイらしい。 ●新野 洋一(にいの ひろかず) 忍術学園の校医。専門科は内科と小児科をレントゲン科。ヒゲが濃いめ。 ●吉野 作造(よしの さくぞう) 道具管理主任。40歳。顔が何か好き。小松田の直接の上司で一番の被害者。 その他の人々 ●猪名寺 平之介(いなでら ひらのすけ) 乱太郎の父。一流忍者ではない。農家の方が似合っている。忍び込みのプロ。 ●おりん(おりん) どケチの日銭屋。飼っている猫の銭丸は他人の家から餌を盗るようにしつけている。きり丸のどケチの師匠。という事はきり丸の昔の姿を知っているのか。 ●しんべヱのパパ(しんべえのぱぱ) 商売上手。漫画とアニメでは性格が違う。 ●小松田 優作(こまつだ ゆうさく) 小松田秀作の兄。京都の扇子屋を継いでいる。聡明な人。 ●花房 牧之介(はなぶさ まきのすけ) 自称剣豪。自称戸部のライバル。強さは忍たま以下。 ●兵庫 第三協栄丸(ひょうご だいさんきょうえいまる) 兵庫水軍の総大将。35歳。泳げず、船酔いするという明らかに海賊向けじゃない素質である。第四協栄丸という弟もいる。小松田に海賊の素質があると評価した。 ●福富 カメ子(ふくとみ かめこ) しんべヱの妹。5歳。しっかりもので中在家に憧れる。何故だ。 ●山田 利吉(やまだ りきち) 山田伝蔵の息子。18歳。フリーの売れっ子忍者。父より先に過労死で死ぬのではないかと乱きりしんに言われる。挙句の果てにきり丸に「仕事中毒」と言われた。 ●乱太郎の母ちゃん(らんたろうのかあちゃん) 元・くノ一。父ちゃんとは合戦場で会った。父ちゃんをすごく愛している。
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昔、男のウィッチが存在するという話を聞いたことがある。 怪異と戦える分の魔力を持つ彼等は男の理想であり、俺の憧れでもあった。 だが育つに連れ、出来ることと出来ないことの区別は自然と付いてくる。ましてや戦時中だ。 「身体能力」という点において劣っていた俺は、代わりに「器用さ」という点で設営隊員としての適正を受け入隊した。 その時は自分が出来ることを最大限に引き出すために、他の人が出来ないことをするためにと意気込んでいた。 しかし、今になって思う。 『本当にこれでよかったのだろうか?』 【夕方、ワイト島分遣隊基地、宿舎付近にて】 俺「うぐっ…なにすんだよ」ズザッ… 隊長「出撃しようとするウィッチを止めるなど、軍律違反にも程がある。何故止めた?」 俺「……」 隊長「何か言ったらどうだ」 俺「……設営隊に入るなんて間違ってた」 隊長「!!」 俺「陸戦兵士やパイロットを目指すべきだった…命を掛けてでも戦うべきだった…」 隊長「お前…」 俺「なんで俺達の代わりにあの子達が戦ってるんだ!設営隊なんて…戦わないでただ作業してるだけじゃないか!」 隊長「……」 俺「俺も戦いたい…ネウロイを倒したい。それこそが本当の男の役目なんだ…」 二人の間に沈黙が降りる。 隊長「…分かった、お前の除隊を認める」 俺「えっ…」 隊長「他の隊への転属を希望するのだな?今回の任務も一応だが終了している、上へ申告しておいてやろう」 俺「……」 隊長「戦うためだと?陸戦隊でも飛行隊でも何処にでも好きに行くがいい、ゴミ野郎」 俺「…」 隊長は振り返り、舎内へ向かって歩き始める。 俺「くそっ…」グッ 俺の握った拳には、今まで金槌を振るってきた為に生じたマメの感触が生々しく感じられた。 【基地付近上空にて】 ヴォォォォン! 角丸「補足!3時の方向、大型1!小型2!」 ウィルマ「大型といっても『超』が付くぐらい…」 アメリー「わぁあ…あんなに大きいの初めてみます…」 ウィルマ「この基地が手薄だから奇襲に力を入れてきたってわけね」 大型ネウロイ「――!」ゴォォォ! 小型ネウロイ「!――」ヒュゥゥン! ラウラ「…二手に分かれた」 角丸「厄介なことになったわ…」 ヴォォォォン! フラン「はぁはぁ…間に合った…」 角丸「フラン遅いわよ!」 フラン「あっ…ごめん…」 フラン(もうっ…あいつのせいで…) 角丸「これで全員揃った?大型は私とウィルマとラウラの三人で叩くわよ!」 ウィルマ「了解!」 ラウラ「了解」 角丸「アメリー、フラン、小型をお願いできるかしら?」 アメリー「やっやってみますっ!」 フラン「えっ?う…うん…」 角丸「いくわよ!全機、攻撃開始!!」 ヴォォォン!! 大型ネウロイ「――!」バシュウゥゥゥ! 攻撃を受けたネウロイも反撃に出る。 対地攻撃をも備える夜間戦闘機型の大型ネウロイは、ウィッチへの反抗と同時に地上への爆撃も開始させた。 ヒュゥゥゥ…―― ドオォォォォオン!! ラウラ「なっ…!」 ウィルマ「爆撃!?…このままだと基地が!」 角丸「くっ…二人とも、誘導して基地から離すわよ!」 地上から上がった火の手が、小型を追っているアメリーとフランの目にも映る。 アメリー「ひゃぁ!?そんな…基地の近くが…」 フラン「なんの冗談よ…これ…」 小型ネウロイも二人に対して反撃してくる。 小型ネウロイ「――!!」バシュゥゥ フラン「きゃあぁ!!」バシィィィィィッ! アメリー「フランさんっ!?」 フランは間一髪でシールドを張れた。これ以上、地上の様子を気にしている場合ではない。 今はこの小型ネウロイを倒すことに集中しなければ、こっちが撃墜されてしまう。 フラン「(こわい…)やっ…やってくれたわね、このぉー!!」ダダダダダ!! アメリー「フランさん!はぁぁ…よかったぁ」 フラン「ボーっとしてないで、あんたも攻撃しなさいよ!」 アメリー「はっはいっ!」タタタタタ! フラン「(こわい…けどやんなきゃ…)ネウロイなんかに…まっ負けるもんかぁー!!」ダダダダダ!! 【基地周辺にて】 『ザザッ…全隊員に告ぐ!外に残っている者は至急、基地内部に退避せよ!!』 「くそっ!ネウロイの野郎、爆撃してきやがった!」 「いいから逃げるぞ、此処にいたらやられちまう!!」 俺「……」 外にいる他の兵士が基地の舎内に逃げて行く中、俺は一人だけ空を見つめていた。 俺(ちくしょう…戦いたい…でも俺には何も出来ない) 俺「それに…」 俺(怖い…怖くて仕方がないんだ…くそ…) 「何突っ立ってんだお前!早くこっちに来い!」ガッ! 俺「…あっ」グイッ 俺は兵士に腕を引っ張られ、舎内の方向へと連れて行かれる。 何も出来ない悔しさが、唇を噛み締めることを止めさせようとはしなかった。 【ハンガーにて】 「よし、此処まで来りゃあ一先ずは安心だ…」 俺「……」 「おいお前…って見慣れない顔だな。とにかく先に待機室に行ってるからな」 俺「はい…」 俺をハンガーに連れてきた兵士は待機室に向かった。 しかし俺は滑走路の方向へ振り返り、もう一度空を見つめる。 ダダダダダ… キュンキュン… ドォォォォン… 外から聞こえる爆撃や銃弾の音、そして目に映るウィッチ達が飛行する軌道。 俺「…なんでだ」 震えている自分の手足、何も出来ない悔しさ。 このまま、俺は立っていることしか出来ないんだ。 俺「くそっ…なんで俺は…なんで…設営隊なんて…」 そうだ、やっぱり設営隊など入るべきではな ――カンカンッ 俺「…?」 カチャカチャ―― 俺(何の音だ?) 突然、背後から機械的な音が聞こえてくる。 気になって振り返ると、 整備兵「よっしゃあ!中尉達が帰ってくるまでに整備の準備だ!今日は面倒くさい日になっちまったけど、整備は丹念にな!そんでいつも以上に綺麗に磨けよお前らぁ!」 「「「おう!!」」」 そこには今日の任務を終えたはずの整備兵が全員ハンガーに集まっていた。 「ストライカーを鏡にするまで磨いてやろうじゃねぇか!」 「ははは、言ってくれるな!だったら俺の整備で性能を十倍にさせてやる!」 ガハハハハハハ!! ガヤガヤ 俺「なんで皆、笑顔なんだよ…女の子達が戦ってんだぞ…?」 俺には信じられない光景だった。 彼女達が命がけで戦っているというのに、何故この人たちはこんなにも明るいんだ。 俺「どうして…」 【基地付近上空にて】 ラウラ「大型の動きが鈍ってきた…あと少し…!」ダダダダダッ!! 大型ネウロイ「――!?」ピキッピキッ ラウラ「よし…」 大型ネウロイ「――」シュゥゥゥゥン! ラウラ「なっ再生した!?」 ウィルマ「そうはさせないわよっ!」ヴォォォォン! ダダダダ! 大型ネウロイ「――!!」ピキピキッ パキンッ 角丸「流石ウィルマね…でも、私も負けていられないわ!」ヴォォォォン! ラウラ「あっ…!」 ウィルマ「隊長さん、近過ぎる!」 角丸「大丈夫よ、あいつが再生しようとするなら…」 シャッ 角丸「金剛力で!」 ビシュッ!! 大型ネウロイ「!?」カッ 角丸が投げた小刀がネウロイの胴体部分に突き刺さる。 角丸「はぁぁぁ!!」ヴオォォォォオン! ガッ… ドォォン!!! そしてネウロイの胴体から下の部分が派手に吹き飛んだ。 ウィルマ「ひゃぁーすごいわね!」 直ぐにネウロイは再生しようとする。だがしかし、 大型ネウロイ「!――!?」シュゥゥゥン… ラウラ「…再生が止まった」 角丸「魔力を通した小刀を突き刺してきたからよ。そう簡単に元に戻らせやしないわ」 ウィルマ「さっすが隊長さん!やるぅ~!」 角丸「ふふっ…たまには隊長らしいところ見せなくちゃね」 フラン「そりゃぁーっ!!」ダダダダ! 小型ネウロイ「――」キュン キュン フラン「もうっ、まどろっこしいわね…」 アメリー「(当たらないなら…当たるところまで近づいて!)えいっ!」ダンッ! 小型ネウロイ「――!」パキン! アメリー「やった、当たりましたぁ!」 フラン「や…やるわねあんた、でもまだかすっただけよ!」 小型ネウロイ「!――」ヒュン! アメリー「ひゃぁ!」 しかし機転を利かしたネウロイは崩れた体勢を逆に生かして旋回し、アメリーの後ろに回り込んだ。 フラン「くっ…!(…この距離からだと一発でおとせない…)」 『大丈夫よ。少しずつでも、当てることが力になるから』 フラン「…そうよ、一発でも当てやる」 アメリー「助けてくださいぃ!」 フラン「あんた、ぜったいに動くんじゃないわよぉ!!」ダダダッ! 小型ネウロイ「――!?」カキィン! ネウロイはビームを放とうとしたが、フランの弾で再び体勢を崩した。 アメリー「ふぇっ?」 フラン「今よっ!はやく撃つのっ!」 アメリー「はっはいぃ!!」タタタタタタ!! 小型ネウロイ「!!!――」 パキィィィイィィン… アメリー「な…なんとかなりましたぁ…」 フラン「休んでる暇はないわよ、小型はまだ一匹残ってるんだからっ!」 【ハンガーにて】 「おい!アメリー軍曹が小型を落としたぞ!」 一人の整備兵が上げる声に連れ、周りにも歓声が広がった。 俺「…」 俺はその様子を隅から見つめ続けている。 整備用具を片手に喜んでいる兵士達の姿、俺とは一体何が違うのだろう。 食堂のおばちゃん「あんた、こんなところに座って何やってんだい?」 俺「おばちゃん?…なんで此処に」 食堂のおばちゃん「騒ぎ立ててるバカ共のために食事を持ってきたのさ。あいつらが食事する前にネウロイが来たからねぇ」 俺「…そうですか」 食堂のおばちゃん「なんかあったのかい?」 俺「別に……俺は自分が情けないだけです。男なのに戦わず、設営隊に入って…彼女達を戦わせてしまっている。もし、俺が戦えるのなら…」 食堂のおばちゃん「やっぱりねぇ」 俺「?」 食堂のおばちゃん「隊長さんから聞いたよ。話を聞いた通り、あんたは出来ることを放置して出来ないことに熱を上げるバカだ。若気の至りってヤツ?」 俺「隊長め……それになんだよおばちゃんまで」 食堂のおばちゃん「あの子達を死なせたくないと思うのなら、出来ないことを諦めな」 俺「…えっ」 食堂おばちゃん「その代わり出来ることを全力でやれ。あいつらのようにな」 俺「……」 食堂のおばちゃん「一度やるって決めたんだ、出来ることから逃げるな、死ぬまでやり遂げろ」 俺「……」 食堂のおばちゃん「それがあんたの戦いだ」 俺「…俺の…戦い?」 食堂のおばちゃん「あぁ……あっははは!一度怒られたからって何なのさ、そんなんで凹んでんじゃないよ、男だろ?ちんちん付いてんだろ?」ギュゥ 俺「ぎゃぁああああああああ!!嬉しくねぇえええ」ジタバタ 何年も食堂を任されている彼女の話を聞いて、俺は何となく分かったような気がする。 どうして整備兵達があんなにも明るいのか、あんなにも安心した素振りでウィッチ達の帰りを待っているのか。 それはきっと、彼女達のためだ。安心した皆の顔をみて喜んで欲しいためだ。 そして、自分自身がネウロイと戦えないことを分かっているから。 どんな時でも人類と彼女達に出来る最大限のことをするために、 彼らはあんなにも馬鹿で、全力なんだろう。 俺(帰ってくる彼女達を皆が笑顔で出迎えようとしている…待機室に居ても良いはずなのに…) 食堂のおばちゃん「なぁ俺、さっき遅れて走ってたフランちゃんが言ってたよ『これじゃお風呂に入った意味がない』ってね」 俺「へぇ……そう…ですか…」 食堂のおばちゃん「さぁ、どうする?設営隊員」 俺「……俺、風呂もう一回入れてきます!!」ダッ!! いっそのことだ。 俺も、今日はそんな馬鹿になってみようと思う。 【基地付近上空にて】 ウィルマ「当た…れっ…!」ガガガガガ!! 大型ネウロイ「――!!」パキィン!! キィィィン 角丸「やっとコアが見えたわね!」 ラウラ「これで…終わりだ」 ダダダダダダ!! パキ! ピキィ! 大型ネウロイ「!!!」 パキィィィィイィィン… 角丸「はぁ…はぁ…やったわね…!」 ウィルマ「よし、後はアメリーとフランの方を」 小型ネウロイ「…!!――」キュウゥゥゥン!! フラン「なっ何?いきなり速くなった!?」 キィィィィィン!! アメリー「あう…だめです、ぜんぜん追いつけません!」 角丸『ザザッ…アメリーどうしたの!?』 アメリー「それが…大型が倒された後、小型がすごい速くなって…」 ウィルマ『まずいわ!あの小型、基地の方向に向かってる…ザザッ…!』 フラン「なっなんでよっ!?」 角丸『倒した大型と連動していた高機動型かもしれないわ!とにかく追うのよ!』 フラン「ああもぅっ!!」ヴォォォォォン!! アメリー「了解です!」ヴォォォォォン!! 小型ネウロイ「――」キィィィィン!! フラン「どうしてこんなに速いのよっ…まさか基地に特攻するつもり!?」 アメリー「くぅぅ…!」 小型ネウロイ「――!」キイィィィィイン!! フラン「(また速くなった!?)くっ…待てぇーこのぉー!!」ヴオォォォォオン!! アメリー「フランさん!?それ以上は魔法力の限界が…」 フランは更にストライカーに魔力を込め、加速するネウロイを全力で追う。 フラン「あたしだって、イェーガー中尉とおんなじストライカー使ってるんだからぁ!」 しかし距離は縮まらない。前方には基地の建物が見えてきた。 このままでは確実にネウロイが衝突してしまう。 小型ネウロイ「――!」キイィィィィイン!!! 角丸『ザザッ…基地に…いる…全……員…は…郊外…ザザッ…避難…』 フラン「だめ…追いつけない…このままじゃ基地に…っ」 フラン(…!?) フラン「えっ?」 衝突まで残り僅か、フランは何かに気が付いた。 小型ネウロイの前方に映る基地からは何故か湯気が立ち昇っており、 しかもその湯気の元の風呂場にはポツンと一人、誰かが立っている。 俺だ。 フラン「なななななにやってんのよあんたぁー!?」 小型ネウロイ「――」キイィィィィイン!!! フラン「あいつにぶつかるっ!?そんなのだめぇ!!(一発…一発でも当てる!)」 ダンッ! 小型ネウロイ「――!!?」カキィン! 衝突間際、機尾に弾が当たったネウロイはバランスを崩して上に跳ね上がった。 ブォォォォォ!! 俺「うおおおおおおっ!?」 すぐ上をかすめたネウロイによって押し寄せた風圧が風呂場を襲う。 俺はドラム缶を押さえつけ必死に耐えた。せっかくフラン達のために湯を張って準備したものだから倒すわけにはいかない。 ネウロイは急上昇して対空砲火を掻い潜り、基地に再度特攻するため体勢を整え始める。 フラン「はぁ…はぁ…ちょっとぉー!!」ヴォォォォン 俺「んっ?」 フラン「なんであんたがここにいんの!?さっさと避難しなさいよひなんをっ!」 俺「フランシー少尉っ!?」 俺が夜空を見上げるとそこにはフランがいた。 しかしそのまた上にはネウロイもいる。体勢を整え直し、今度は基地に向かって一直線に垂直落下してきた。 フラン「(うそ…また特攻する気なの!?)このぉ…う…うおりゃぁあああーっ!!」 小型ネウロイ「――」ゴォォォォォッ フラン「(こわい…もし倒せなかったら、あたしも…みんなも…)とっ…とりゃぁああー!」ヴオォォォォオン!! 彼女の目には涙が溜まっている。手も震えている。 それでもフランは上昇し、落下するネウロイと一騎打ちを試みた。 しかし根は少女だ、今すぐにでも逃げ出したいほど恐怖を感じている。 俺(そうだ…少尉だって本当は怖くて仕方が無いんだ…だけどそれでも戦っている) 小型ネウロイ「――」ゴオォォォォオッ!!! フラン「はぁ…はぁ…なによ…うぅ…うぅっ(こわいっ…)」 俺(なら…今、俺に出来ることは!!) 俺「っ…少尉殿ー!先程は本当に申し訳ありませんでしたぁー!!!」 フラン「ふ、ふぇえ?」 俺「少尉殿なら絶対に勝てますからー!!」 フラン「あ、あんた…」 俺はフランに向かって大声で叫んだ。 俺「俺に出来ることは貴女方のサポートでしかありません!だから全力で少尉殿のお力になりたいのです!!」 それは無責任な行動かもしれない。 しかし震えている彼女に対して俺が「出来ること」はこれしか無いと思った。 俺「貴女のお帰りをっ、お風呂を入れてっ心よりお待ちしております、少尉殿ー!!!」 小型ネウロイ「――!!」ゴオォォォォオッ!!! フラン「はぁ…し…しょうがないわねぇー!だったらもうっ、ネウロイを倒すしかないじゃない!」 ヴオォォォォオン!!! 小型ネウロイ「――!?」 フラン「う…うりゃぁああああああああ!!」ダダダダダダッ!! もう迷いは無い。落下してくるネウロイに対して恐怖は感じない。 パキィン! パキィィン! 小型ネウロイ「!!!?」 フラン「今、ネウロイを倒さなきゃ…」ダダダダダダッ!! パキィン!パキイィ フラン「待ってるお風呂とあいつがいなくなっちゃうのよぉーっ!!」 小型ネウロイ「―」 パキィィィィイィィン…! ―― 【数時間後、夜、執務室にて】 コンコンッ 角丸「どうぞ」 隊長「失礼します」ガチャ 角丸「あら、隊長さん」 隊長「本日はフランシー少尉が大活躍だったようで」 角丸「そうなんですよ。それで…何か御用で?」 隊長「中尉、ご無礼をお許しください。急なネウロイの襲撃によりさぞお疲れのことと存じます。俺一等兵の処分についての詳細を聞きに参りました」 角丸「俺さんのことを?」 隊長「はっ。出撃なされようとした少尉の手を掴みまして、妨害をした件で。摘発もされ処分は既に受けていると聞きましたので」 角丸「…やはり気になるのですか?」 隊長「……一応、あいつの上官兼先生でありますので」 角丸「ふふっ…そうですよね。俺さんなら今、フランのお手伝い係としてお風呂場で処分を受けています」 隊長「は?風呂場ですか?」 角丸「はい、お風呂場です」ニコッ 【夜、風呂場にて】 俺「ふらんしー少尉?あのこれ…全く前が見えないんですけど」 フラン「当たり前でしょ、あんたにあたしの裸を見せるよてーなんてあるわけないし」 俺「目隠しだなんて…しかしこれでは何処に湯沸しの火があるのかも分からないです。筒で息を吹こうとしても無理」 フラン「う…うるさいわねっ!処分なのよこれはっ!」 チャポーン… フラン「お風呂に入ったから、もー目隠しはとってもいーわよ?」 俺「はっ。湯加減はどうで」スルッ フラン「なっ!こっちを見るなぁー!!」バシャン! 俺「熱っつう!!あちちちぢ…!」 フラン「顔を上げたらあたしの裸が見えちゃうかもしれないでしょばかぁーっ!」 俺「え?は、はい…。(なんて無茶苦茶な…)」 フッー メラメラ フラン「あぁーつかれたぁー…なんか今日はほんとーに長く感じたな…」 俺「ですね。俺もまさかこんなことになるとは」フッー メラメラ フラン「あのねぇ…元はといえばあんたがいけないんだからね?」 俺「はい?あー…少尉の手を掴んでしまったことですか?」 フラン「そうよ。なんであんなことしたのよ、もー…そのせいで出撃も遅くなったし」 俺「すみません……ただ、俺は怖かったんです」 フラン「えっ?」 俺「あの時は、もし何かあって少尉が帰って来なくなったらってすごい不安になって…」 フラン「…」 俺「男の俺が何で戦わないんだ、俺が戦うべきだ…絶対に少尉を戦わせたくないって思っていましたから」 フラン「ふぅん……なっ何であたしを戦わせたくなかったの?」 俺「えっそれは少尉が…」 フラン「……」ドキッ 俺「小さくて子どもらしいから」 フラン「なによそれー!!」バシャーン! 俺「って熱っう!なにするんですか!」 フラン「馬鹿にすんのもいーかげんにしなさいよこらぁ!」プンスカ 俺「馬鹿になんてしてないじゃないですか!」 フラン「だいいち男だから戦うなんて、そーゆーのからまず間違ってんのよ!男女平等なんだから男も女もかんけーないの!」 俺「!!…はっ、ははは!そうですよね……少尉の言うとおりだ」 フラン「?なにいきなり笑い出してんのよ、気持ち悪いわね…」 俺「いや、俺は間違ってました。だからこれからは心を入れ替えて頑張ります」 フラン「ふぅん…」 俺(先生にも謝らなくちゃな…) 俺「フランシー少尉、俺はまだ技術不足ですが、あなたのために早急に風呂を直してみせます」 フラン「…あたしのため?」 俺「やっと分かりました。少尉の喜ぶ顔を見ることが設営隊員としての俺の生きがいみたいです」 フラン「へっ!?そっ…そう?…なっなんかおーげさ過ぎじゃないそれ!?///」 俺「大袈裟ですけど、もう心に決めたことなので」 フラン「…そ…それ…なら…」 俺「…?」 フラン「…それなら…しっ…」モジモジ 俺「……?」 フラン「しっしっかり、がんばり…なさい…よ?///」 今回だけは、俺はフランの言葉を聞き逃さなかった。 俺「はい、ありがとうございます――」 フゥー フゥー メラメラ 俺「どうです少尉?温かいですか?」 フラン「んー…ちょっと…ぬるいかなぁ?」 温まるフランのために、寒い中俺は息を吹き続けた。 このドラム缶風呂のように、きっと俺は自分の一生を裏方役として過ごすだろう。 でも、それは決して悪くはない。 何故なら、俺に出来ることだからだ。 フラン「ねぇ…」 俺「ん?」 フラン「あ…あたしこそ…今日は…ありがとね…っ///」 俺「なんのなんの」 『本当にこれでよかったのだろうか?』 もう一度そう自分に問うのなら、俺は何度だってこう言い返してやる。 『よかったに決まっている』 つづく 見習い設営隊員俺TOPへ
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【電脳コイル】【アニメ】【2007】【10】 電脳コイル#21-A ニコニコ 電脳コイル#21-B ニコニコ おっぱいぼいん! 久々にダイチを見たと思ったら羨ましいヤツめ! 夏休み終わって、学校生活に戻りました。 やっぱりこっちの方が雰囲気いいな~。 うひょおお、ホラーネタ終わりかと思ったら、今度はそう来たか。 イサコ様最大のピンチですよ。 おばちゃんがダイチにした頼み事が気になります。 個人的にはイサコ様の兄が死んでるとかはやめて欲しいです……。 名前 コメント